CCUローテーション

気づけばもう10月、今週からニューヨークは少し寒くなって来ました。アメリカの病院では7月から新しい年が始まるので、夏の間の病院は少し落ち着いているものの、研修医の入れ替わりで活気があります。循環器科でも今年も6人の循環器フェローと3人の循環器インターベンションフェローがフェローシップを開始しました。3ヶ月が経ち 、1年目フェロー達もそろそろ慣れて来たところで、先週から当直のバックアップもなくなりました。

私はここ4週間はCCU(循環器集中治療室)の担当でした。病院のフルタイムアテンデイングは通常業務に加えて、交代でコンサルトやCCUなどを担当してレジデント達と働きます。CCUチームはインターン4人、レジデント2人のレジデントチームとフェロー1人、アテンデイング1人で構成され、重症の心疾患の患者の管理をします。心筋梗塞、重症心不全、不安定な不整脈などが主な病態となりますが、病棟と比べて急性期の患者さんを毎日診るのでレジデントにとってはとても勉強になるローテーションです。


今年のチームの3年目レジデント2人は消化器科志望ですが、2ヶ月前にMICU(集中治療室)のローテーションを終えたばかりでなかなか頼りになりました。インターン4人もまずまずで、冷静でしっかりものの1年目フェローのジョーをチームリーダーに、私の今までのCCUチームの中でも最高のチームだったのではないかと思います。病歴を取ったり、オーダーを書いたり、緊急や家族に対応する最前線はレジデントなので、レジデント達がしっかりしていると、やはり患者さんの治療にも見落としがなくなります。

CCUでは、毎朝のラウンド(回診)で治療方針を決めますが、ラウンドには教育の意味もあるので、8ベッドで3時間ほど時間を使います。レジデント達はアテンデイングラウンドの前にチームで回診をしており、よいレジデントだと治療方針の修正はこの時点ですんでおり、議論する点も明らかになっています。新入院はインターンのプレゼンテーションを基に、症例に関して教育を含めた議論を行い、治療方針を決めて行きます。私はいつもレジデントが自分で考えるように議論をするようにしているのですが、今月は症例にも恵まれ、レジデント達も常に興味を持って働いていたので、私も毎日楽しく過ごしました。

そしてもう1つ嬉しかった事に、今回のローテーションは亡くなる患者さんなしで終了しました。循環器の急性期は急変も多いのですが、重症でこれは難しいかという患者さん達も改善して退院に向かい、またホスピスの形で落ち着いた事もあり、これもチームのがんばりかもしれません。さて、打ち上げの時に、「今年は最高のチームだった。」と言ったところ、次の日にはどこから聞いたのか他のフェロー達から「今年は最高だったらしいね。ジョーは頑張ったらしいね。」などとうらやましそうな(?)視線を向けられ笑ってしまいました。

しばらくかなり忙しい日々が続いていましたが、CCUも終わって数日が経ち、今日は久々に少し落ち着いた日となりました。こんな時には少しリサーチにも時間を使いたいと思います。

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2 Responses to CCUローテーション

  1. N. T says:

    Yumi先生、いつも興味深く読ませて頂いています。アメリカの状況が見えてとても勉強になります。先週はサンフランシスコでTCTでしたね。日本から多くの先生が行かれていました。ブログ更新楽しみにしています。

    • Dr.Yumi says:

      >N.T先生

      お返事が非常に遅れましてすみません。次の記事を書く時にお返事しようと思っていたら年が明けてしまいました。TCTの話を書こうと思っていたのですが、忙しい日々を送っていたところ、期を逃してしまいました、、、。今後ともよろしくお願いいたします!

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