インターベンションのフェローシップ

ある金曜日の夜、循環器フェローのナビードから電話にメッセージが入りました。「インターベンションに進む事に決めました!」。2度目の心臓カテーテル室のローテーションの最終日、彼は進路を決めたようです。アメリカでは循環器の中でもさらに専門化しているので、循環器フェローシップ(専門研修)を終えた後で、さらなるフェローシップに進む人も少なくありません。フェローの教育に関わっている身としては、フェローが自分の専門であるインターベンションを選択してくれるのはやはりうれしいものです。

循環器フェローシップのさらなる専門フェローシップには、インターベンション、不整脈(EPS)、心不全、イメージングなどがあります。私の専門であるインターベンションは最近また人気があがってきているようです。私がフェローの頃に不整脈が人気になってきているという記事を書いた事を覚えているのですが、最近では不整脈専門医のポジションを獲得するのがかなり難しく、少し下火になっています。私の病院ではここ数年は、フェローの半数以上がインターベンション志望です。

さて、ここ数週間、私の病院のカテ室では来年のインターベンションのフェローの選考を行っています。マッチングになっていないので、インタビューの時期は病院によるのですが、私が応募したころに比べてどんどん早くなってきていて、多くの病院では既に採用を決定しているようです。2016年開始のフェローシップに応募するのは、主に現在2年目のフェローですが、今年も私の病院でもよい候補者が多く、採用の決定はなかなか悩ましいところです。

毎年この時期になると、他の病院の事を聞く事が多いのですが、私の病院のインターベンションのフェローシップは実はかなりよい教育プログラムです。フェロー1人あたりの症例数が他のプログラムと比べて断然多い事に加えて、冠動脈と末梢動脈のインターベンションをしっかり学べます。私のボスにあたるDr.フォックスの指導のもと、カテ室の雰囲気は落ち着いていて、スタッフアテンデイングもバランスが取れています。大規模リサーチと弁膜症インターベンションを行っていないのが欠点ですが、今年のインターベンションフェロー達も他の病院のフェロー達と話すたびに、いかに彼らが満足しているかを実感すると語ってくれます。

私達にも、毎日一緒に過ごすインターベンションのフェローの質はとても重要です。今年の2人は素晴らしかったのですが、そろそろ今年も終わりに近づき7月からはまた新たなフェロー達が開始します。どんな年になるか楽しみです。

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