Monthly Archives: January 2015

心筋梗塞と心停止

先日、緊急カテのオンコールだったのですが、患者さんが急性心筋梗塞と心停止でやってきました。救急隊によって心拍は再開していたので、とりあえず緊急カテを行ったところ、閉塞していたのは小さな右冠動脈で、心機能自体はほぼ正常、ステント治療を無事終えて低体温療法となりました。ただ、心停止後に救急車が来るまで心臓マッサージがされていないので、脳の機能が回復するかは微妙なところです。心臓を救っても、心停止による脳障害があっては患者さんは救えません。 私は仕事柄、心筋梗塞による心停止の患者さんはたくさん診て来ているのですが、助かるかどうかは心停止をする場所がポイントで、人生「運」だなあ、と思う事がよくあります。心筋梗塞の時の心停止は、V.fib(心室細動)によるものが多いのですが、心室細動は電気的除細動によって取り除く事ができるので、いかに早く除細動を行うかが患者さんを救うためには最も重要です。そのため、病院内で心停止した場合は、除細動1回で何もなかったかのように戻る事もありますが、誰もいないところで心停止した場合は、そのまま亡くなる事がほとんどです。人通りの多い道とアパートでは救急車が到着するまでの時間も違って来ますし、選べるものではないのですが、運命の分かれ道です。

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あけましておめでとうございます

2015年あけましておめでとうございます。公私ともに忙しく、光陰矢の如しで、気づけば最後にブログを更新してから2年間が経ってしまいました。いろいろと思うところもあり、今年は心機一転して、ブログも定期的に更新していければと思います。 現在も相変わらず同じ病院の同じポジションで、毎日忙しく、循環器診療、そしてカテーテル治療にいそしんでいます。仕事場で最も大きな変化は1年ほど前に私の働く病院がマウントサイナイ病院に吸収され、循環器部長がアメリカの弁膜症第一人者のドクターCとなった事でしょうか。病院にも変革の波が来ており、今後どうなっていくのかまだまだ先はわかりません。

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