Monthly Archives: March 2008

ブログ3周年とACC@シカゴ

先週このブログも3周年を迎えました。去年7月にインターベンションのフェローシップを始めてからは以前よりも忙しく、おもしろそうだなあ、と思った事も書けずに時間が経ってしまう事もしばしばです。ブログを通じて知り合う方も増えてきて、勉強になる事も多いのですが、アメリカで7年間の臨床研修を終える今年は、そろそろブログも潮時かとも思います。とりあえず6月のフェローシップ終了までは続けようと思いますので、よろしくお願いします。    さて、この週末はシカゴで開催中のACC(アメリカの循環器学会)に参加してきました。毎年3万人超が参加する大規模な循環器の全国学会であるACCは、今年は3月30日から4月1日までの開催です。今年からはACCと同時にSCAI(アメリカのインターベンション学会)も開催される事になり、こちらは3月29日から始まりました。この学会は最新の研究結果と共に、教育的なレクチャーも多く勉強になり、フェローは比較的安く参加できます。私は平日は仕事が休めず、シカゴの友達訪問を兼ねて週末だけ参加してきました。

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カテ室での迷走神経反射

先日のカテ室にて、その日最後の患者さん、冠動脈にステントを留置してシースは止血デバイスを用いて抜去、までは問題なかったのですが、病室への移動を待っている間にシースを抜いたそけいから再び出血し始めました。後輩フェローが圧迫して、出血はコントロールされたものの、数分して脈拍と血圧が低下してきました。輸液を上げてアトロピンを静注し、1時間もするとすっかり落ち着いたわけですが、この私達が”Vagal”と呼ぶ生理的反応はそけいのシース抜き中に時々起こるやっかいな現象です。 私の病院の心臓カテーテルの検査と治療はそけいから行う事が多く、検査終了後にはそけいの動脈に入れているシースを抜くという作業があります。シースとはカテーテルを導入するための短い管の事ですが、動脈に入っているので、しっかりとした圧迫で止血をする必要があり、フェローかナースプラクテイショナーの仕事です。さて、このシース抜き中に、時々迷走神経反射(Vasovagal reaction)が起こります。これはストレス、強い疼痛、排泄などによる刺激が迷走神経求心枝を介して、脳幹血管運動中枢を刺激し、心拍数の低下や血管拡張による血圧低下などをきたす生理的反応です。一過性のもので、アトロピンが効果があるのですが、目の前で患者さんの気分が悪くなり、心拍数と血圧が落ちるので、わかってはいても少し緊張します。

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和食と日本語で気分転換

最近の心カテ室は忙しく、毎日20件以上のカテが予定されていて最後のカテが終わると8時を過ぎます。毎日楽しく仕事をしてはいますが、ここのところやや日本が恋しくなっていました。仕事仲間は上のドクターも後輩もほとんど男性でもちろん英語、家に帰るとMr.Bとの会話はもちろん英語。久しぶりに気のおけない女友達と日本語でゆっくり会話がしたいなあ、という気分になっていたため、周りにいる女友達にいろいろと声をかけてみました。 ちょうどそんな時にお誘いがあり、金曜日には久しぶりにfujikoさんとhitomiさんとでかけてきました。でかけたのはもちろん日本食レストラン、グルメに詳しいfujikoさんお気に入りの饗屋へ。イーストビレッジにある本格日本食の饗屋は、何度かfujikoさんのブログでも紹介になっていますが、良質の日本食が食べられます。この日は8時半に約束をしていたにも関わらず、スケジュール一杯の予定カテに加えて、重症の患者さんが続いて、気づけば約束の時間を過ぎ、私が無事レストランに着いたのは9時半過ぎとなりました。なぜだか予定を入れた日に限って仕事が長引いてしまいます。    (fujikoさんより)

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