Monthly Archives: July 2007

HIVと循環器疾患

HAART(Highly active antiretrovirus therapy)の登場で予後が飛躍的に改善したHIVですが、循環器系の合併症もいろいろとあり、CD4の落ち着いている患者さんを診る機会が増えたため、心カテも必要であれば積極的に行うようになってきています。100万人以上のHIV患者がいると言われるアメリカ、それもNew Yorkのような大都市では特に患者数が多く、私の外来ではHIVの患者さんが5%ほど、そして週に1度は心カテ室でHIV患者さんを見かける印象です。 HAARTの代表的な薬としてはNRTI(nucleoside reverse-transcroptase inhibitor)、NNRTI(non-NRTI)、PI(Protease inhibitor)があり、患者やウイルスの耐性によってこれらを組み合わせて用いています。私のレジデント時代と比べてもどんどん新しい薬が開発されていて、現在はNRTIが8種類ほど、NNRTIが3種類、PIが8種類ほどあり、副作用や相互作用を考えて組み合わせるのは専門家の仕事です。

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病院のボランテイア

現在心カテ室では学生さんがボランテイアとして働いています。アメリカは「ボランテイア活動」が盛んだと言われますが、ボランテイアの人々は病院にとっても大きな役割を果たしており、病院でも担当者がボランテイアを積極的に用いています。退職後の人から、若い学生さん、主婦の方とさまざまな人が、患者さんの運搬をしたり、病棟の整理を手伝ったり、といろいろな仕事を行っています。 心カテ室でのボランテイア学生さんの仕事はCath lab expediterの手伝いです。心カテ室にやってくる患者さんは受付をして、待機室で着換え、私たちとナースのカテ前評価を受け、心カテ室に移動して検査をした後は、再び待機室でしばらく経過観察を受け、病棟に移動になります。毎日20例以上の検査を行うためには、この流れが大切なので、Cath lab expediterはこの流れをスムーズにするための雑務をしています。実際にはトランスポーター(患者さんの運搬係)を手配したり、病棟に電話して患者さんの状況を聞いたり、患者さんを呼び入れたりしています。

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夏のイベント:公園でのオーケストラ

去年に続き、今年もセントラルパークで行われたNew York Philharmonicの野外コンサートへ行ってきました。セントラルパークの中央にある大芝生で行われるこの無料コンサートには、多くのニューヨーカーが集まります。8時から始まるコンサートですが、7時の時点では座る場所を確保するのも難しいほど多くの人でにぎわっていました。 今年は同僚たち総勢10人で集まり、かなり後ろの方の大きな木の下に陣取って、ワイン、スナック、ピザなどを持ち寄りました。インターネットでは、「NY Philharmonicの野外コンサートを楽しむためには」などというエッセイも見つけましたが、そこでは、食べ物、飲み物、キャンドル、虫除け、(集まりやすいように)バルーンなどを持っていくとよいと書いてありました。本来、公共の場所での飲酒は禁止ですが、ここは自制すれば公認のようです。

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7月のカテ室とNYのラーメン

病院では7月から新しい年が始まりました。私も正式にインターベンションフェローとなり、毎日カテ室の生活ですが、現在カテ室では2人の1年目フェローと1人の3年目フェローがローテ中です。7月に入ってから、不整脈症例もカテ症例も興味深い症例が多く、毎日忙しくも充実した日々が続いています。 そんな中、先日は最近少し評判になっているイーストビレッジにできたラーメン屋「せたがや」に行ってきました。おいしいからもう3度もでかけたという、東南アジア出身のフェローのニックと一緒に9時過ぎに行きましたが、それでも行列ができていました。満足できる日本食レストランもたくさんあるニューヨークですが、おいしいラーメンは実はまだ食べた事がありません。

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レジデント教育とホスピタリスト

先日、Dr.シュバイツアーからCCUのチームを連れてケーキを食べに行くから、とお誘いを受けたので、一緒に病院近くのケーキ屋さんに行ってきました。4週間ごとに病棟をローテーションするレジデント達ですが、その時の担当アテンデイングによっては、このように打ち上げとしてチームででかける事もまれではありません。私は今年はCCUや病棟は担当していないので、このインターン達とは話した事もなかったのですが、一緒に働いたCCUフェローが良いチームだったと言うだけあって、元気なメンバーで、楽しく盛り上がりました。 レジデントの1人がこの7月からチーフレジデントになった事もあり、最近のレジデント教育が話題になりました。いろいろなアテンデイングと話していると、最近のレジデントのレベルは下がっている、と言う人が多いのですが、その原因の1つとしてホスピタリスト制度の導入が指摘されています。

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夏のイベント:SHAKESPEARE IN THE PARK

夏のNYではいろいろなフリーの野外イベントが催されます。先日、そのうちの1つ、セントラルパークの野外劇場で行われた「ロミオとジュリエット」を観に行ってきました。Public theater主催の”SHAKESPEARE IN THE PARK”、毎年異なるシェイクスピアの演目が4-5週間上演されます。有名な俳優・女優も出演する本格的なパフォーマンスがただで観られるのがとても魅力的なのですが、チケットをもらうためには並ばなくてはなりません。 1時から配布のチケットに対して週末だと7時には既に行列ができています。夏のセントラルパーク、天気が良ければ朝から公園で過ごすのも悪くはありません。去年は「マキャベス」だったのですが、友達と一緒に並んでチケットをもらった挙句、雨で流れてしまいました。この行列、よく管理されていて横入りにはとても厳しいのですが、1人2枚もらえるため、今年はチケットを余分に手に入れた友達に誘われてでかけていきました。

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