Category Archives: Cardiology Fellowship

CCUローテーション

気づけばもう10月、今週からニューヨークは少し寒くなって来ました。アメリカの病院では7月から新しい年が始まるので、夏の間の病院は少し落ち着いているものの、研修医の入れ替わりで活気があります。循環器科でも今年も6人の循環器フェローと3人の循環器インターベンションフェローがフェローシップを開始しました。3ヶ月が経ち 、1年目フェロー達もそろそろ慣れて来たところで、先週から当直のバックアップもなくなりました。 私はここ4週間はCCU(循環器集中治療室)の担当でした。病院のフルタイムアテンデイングは通常業務に加えて、交代でコンサルトやCCUなどを担当してレジデント達と働きます。CCUチームはインターン4人、レジデント2人のレジデントチームとフェロー1人、アテンデイング1人で構成され、重症の心疾患の患者の管理をします。心筋梗塞、重症心不全、不安定な不整脈などが主な病態となりますが、病棟と比べて急性期の患者さんを毎日診るのでレジデントにとってはとても勉強になるローテーションです。

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研修医のメンタルヘルス

先日、研修プログラムのプログラムデイレクター会議に出席したところ、その日のテーマは、「レジデント(研修医)のメンタルヘルス」でした。神経内科のレジデントが現在レジデントのメンタルヘルスの改善のために行っている試みを紹介、その後レジデントのカウンセラーをしている精神科医による講義がありました。 最初は、あまり興味なく聞いていたのですが、その講義でインターン(レジデント1年目)のバーンアウト(燃え尽き)率は1ヶ月目で5%、それが終了時には50%まであがる事、70%のインターンはある時点でバーンアウトを感じた事がある事、などのデータを聞いて少し考えさせられました。ニューヨークでは去年の夏にインターンが2人自殺した事もあって、どこのプログラムも真剣に対策を考えているようです。

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別れと出会いの季節

 今年もアメリカの病院では1年の終わりが近づいてきました。アメリカの研修システムは7月開始なため、6月は1年の終わりの月となり、日本の3月のような雰囲気です。7月1日から次のポジションを開始するフェローも多く、引っ越しもあるため、先週のフェローの卒業デイナーを区切りに、卒業するフェローはほとんど病院には来なくなりました。 インターベンションのフェロー2人は2人ともカリフォルニアに移住して仕事を始めるので、金曜日が最後の日となりました。7月に始めた時はインターベンション初心者であった彼らもずいぶんとたくましくなり、私達との息もあってきていたため、去ってしまうのは感慨深いものです。循環器フェロー4人の今年の行き先は、EPS(不整脈)の専門フェローシップに1人、心臓エコーの専門フェローシップに1人、カリフォルニアの病院勤務が1人、そして1人は地元で開業です。

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年度の開始と病院審査

早いもので気付けば6月ももう終わりに近づいています。今週の金曜日は7月1日、アメリカの病院の研修プログラムが一斉に開始する日です。6月から7月にかけては、日本でいう3月から4月の年度末のようなもので、多くの人々が去り、新しい人々がやってくる、出会いと別れの時期です。最後の週である今週は既に3年目フェローやインターベンションフェローも去り、少し寂しい感じです。 今年卒業するインターベンションフェローの2人はそれぞれ、ニューヨークのプライベートプラクテイス(開業)に進む事になりました。毎日一緒に働き、お互いの息も合ってきているインターベンションフェローが去るのは毎年寂しいものです。よく働き、カテ室のスタッフにも愛されていた彼らの送別会は大いに盛り上がりました。一方、今年卒業する一般循環器フェローの1人は不整脈の専門フェローシップへ、3人はプライベートプラクテイスに進む事になりました。

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ACGMEとインターベンションフェローシップ

仕事に復帰して早いもので4週間が過ぎました。7週間の産休の後での復帰には少し不安があったのですが、数日もすると、長期休んだのがうそのように日常の診療も心カテもやれるものですね。フルタイムの仕事と夜間の授乳で寝不足気味ではありますが、母の助けもあって何とかやっています。今週から緊急のポケベル当直も取り始めました。 さて、私が仕事に戻るのをボスが心待ちにしていた理由の1つは、私の病院のInterventional CardiologyのフェローシップにもうすぐACGMEが監査にやってくるため、その準備をしなくてはならない事です。ACGME(Accreditation Council for Graduate Medical Education)とはアメリカでのレジデンシーやフェローシップを認可する団体で、現在8734のプログラムを認可しており、定期的に病院に監査にやってきます。

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レジデント、フェローの評価

先週までCCU(循環器集中治療室)を担当していたため、午前中はCCUのラウンド(回診)、午後はフェローの手技の監督をしたり、カテ室に戻って心カテをしたり、という生活をしていました。CCUが常に満床でやや忙しめだった事もありバタバタとしていたので、担当を終了して少し落ち着きました。今週からはCCUを担当するのは同僚のカバーをする金曜日だけです。 CCUはレジデント達にとっては、循環器の急性期疾患をまとめて診れるとても勉強になるローテーションです。ラウンドは教育目的でもあるため、当直のインターンが新入院患者をプレゼンして、その治療方針をデイスカッションした後は、いろいろなトピックを取り上げてちょっとしたレクチャーを行うようにしていました。私はインターベンション専門でもあり、急性期の患者を診るのは好きなので、CCUはそれなりに楽しんで担当しています。今月のチームは和気あいあいとした雰囲気で、1ヶ月間まずまずでした。

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Dr.シュバイツアーの誕生日

先日、私の病院の循環器フェローシップデイレクターであるDr.シュバイツアーが80歳の誕生日を迎えました。もともとはスロバキアからの移民のDr.シュバイツアーはこの病院に来てからは20年近くになりますが、専門は心電図、その頭の良さに加えて、人柄の良さでフェローシップをとりまとめています。フェロー達に教えるのが大好きで、お茶目なところもあり、気さくな人柄で誰からも愛されています。まだまだ元気で去年までは当直もとっていましたが、今年からはさすがに免除になりました。 そんなDr.シュバイツアーの80歳の誕生日という事で、大きく祝いたい先輩ドクターも多く、私と友達のプリテイでサプライズパーテイを企画する事になりました。過去にフェローシップを終了した先輩ドクター達にも声をかけ、同窓会のようになってきてなかなかおもしろかったのですが、今まで話もした事のない先輩ドクターと連絡を取ったり、値段の設定をしてお金を集めたりするのは、アメリカでは初めての経験でした。しばらくは毎日のように参加確認や、打ち合わせのメールを受けたり送ったり、本人にばれないようにいろいろと対策を練ったり、レストランとの打ち合わせをしたり、と忙しくしていました。

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フェロー達の卒業、そして1年の終わり

先日、フェロー達の卒業パーテイが行われました。場所は毎年恒例のイーストリバー沿いにあるブルックリンブリッジの見えるレストランです。今年フェローシップを終了する4人のうち1人はEPS(不整脈)の専門フェローシップへ、残りの3人はプライベートプラクテイス(開業)へと進みます。今年の卒業生は4人ともユダヤ系の男性、1年目はいまいちだったのですが、2年目3年目になるにつれしっかりとしてきて、頼もしくなりました。 今年はアテンデイングとして初の参加でしたが、恒例の卒業生からのあいさつ、部長やプログラムデイレクターのあいさつなどをはさみながら、夕食と会談を楽しみました。インターベンションフェローも同時に卒業なので、カテ室デイレクターである私のボスもスピーチを行いました。今年のインターベンションフェローは2人ともやる気があって優秀だったため、彼らをたたえるスピーチだったのですが、さりげなく私の貢献も語ってくれ、フェロー達から喝采が起こり、少し感動しました。

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急性心筋梗塞の予測は可能か

政治ジャーナリストTim Russertが58歳の若さで心筋梗塞で亡くなってから1週間が経ちました。50年以上続いている伝統あるNBCの政治番組、Meet the Pressの司会者を17年務めた彼の突然の死はアメリカに大きな衝撃をもたらしましましたが、その後、循環器系のメデイアでは「この死を防ぐことはできなかったのか」という議論が活発に行われています。(The heart.org参照) (USA todayより) 職場で心臓停止となった彼の解剖の結果は、心肥大と冠動脈前下行枝のプラークの破裂による心筋梗塞だったそうです。彼の主治医がメデイアに発表したところでは、彼は高血圧、高脂血症の治療を受けており、4月には運動負荷心電図の検査も正常で、毎日運動を心がけていたとの事です。

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休暇明けの卒業パーテイ

5月の中旬から2週間、休暇で日本に帰省していました。ビザの更新、友達の結婚式、法事、免許の書き換え、など予定はけっこう詰まっていたのですが、今回はMr.Bは膝の負傷の療養中という事で1人で帰省したため、ゆっくりと日本を満喫できました。お世話になったみなさま、ありがとうございました。 2週間の滞在の終わりの頃には、やはり日本もいいなあと、帰ってくるのが少し寂しい気もしたのですが、NYに戻ってくるとやはり今はこちらがホームだと感じます。帰国の翌日、早速仕事にでかけましたが、久しぶりにあった同僚やカテ室のスタッフがもろ手をあげて迎えてくれます。”Welcome back!!” “How was Japan?” と会う人ごとに会話がはずみました。時差ボケもありながらも、翌日にはすっかり日常の感覚に戻り、カテの感触も取り戻しました。

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