フェロー達の卒業、そして1年の終わり

June 15, 2009 - 8:06 pm by Dr.Yumi

先日、フェロー達の卒業パーテイが行われました。場所は毎年恒例のイーストリバー沿いにあるブルックリンブリッジの見えるレストランです。今年フェローシップを終了する4人のうち1人はEPS(不整脈)の専門フェローシップへ、残りの3人はプライベートプラクテイス(開業)へと進みます。今年の卒業生は4人ともユダヤ系の男性、1年目はいまいちだったのですが、2年目3年目になるにつれしっかりとしてきて、頼もしくなりました。

今年はアテンデイングとして初の参加でしたが、恒例の卒業生からのあいさつ、部長やプログラムデイレクターのあいさつなどをはさみながら、夕食と会談を楽しみました。インターベンションフェローも同時に卒業なので、カテ室デイレクターである私のボスもスピーチを行いました。今年のインターベンションフェローは2人ともやる気があって優秀だったため、彼らをたたえるスピーチだったのですが、さりげなく私の貢献も語ってくれ、フェロー達から喝采が起こり、少し感動しました。

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日帰り心カテ治療

June 13, 2009 - 7:52 am by Dr.Yumi

先日、アメリカの心臓カテーテル学会(SCAI)から心臓カテーテル治療(PCI)後の病院滞在日数に関してのエキスパートオピニオンが出版されました。去年から私の病院でも、リスクの低い患者さんには日帰りでのPCIを始めてもよいのではないか、と話をしていたのですが、これは多くの人が興味を持っているトピックのようです。

最近はPCIも薬剤(特に抗血小板療法)やステントの登場でずいぶんと安全になってきており、現在はPCIの後は24時間の入院となっていますが、私が毎日NP(ナースプラクテイショナー)とラウンドしているPCI後の病棟では、翌日何も問題なく退院していく人がほとんどです。私のボスによると、15年前はバルーン治療を行い、血管の解離を起こせば数時間はカテ室で経過観察していた時代(現在はステントを入れて終了です)、シースは翌日に抜去し、しばらくはへパリンを用いてワーファリンを始め、問題なく成功したカテーテル治療での入院が最低3日間だったそうです。

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染色体異常の出生前診断

June 1, 2009 - 6:07 pm by Dr.Yumi

胎児の染色体異常で最も多いのはダウン症(トリソミー21)で発生率は1/800、この値は年齢と共に増加して35歳を超えると1/400となります。私が学生の時は”35歳以上の高齢出産では羊水穿刺による染色体検査を考慮する”と習ったのを覚えていますが、最近は欧米では年齢に関わらず積極的に染色体異常のスクリーニング検査が行われています(2007年アメリカ産婦人科学会ガイドライン)。

スクリーニングは血液検査とエコーからなります。1980年後半から染色体異常(トリソミー21、18、13)のある胎児を妊娠している母親の血液検査での血清マーカー(AFP、hCG、estriol、inhibinA)の異常が研究され、1990年半ばからはエコーによる胎児の頚部浮腫(nuchal translucency:NT)の値と染色体異常の関係が注目され、NT肥厚はダウン症に80%の感受性がある事が示されました。現在ではその後の大規模データをふまえて、これらの検査を組み合わせてのスクリーニング検査が一般的です。

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ベイビーシャワー

May 30, 2009 - 7:42 am by Dr.Yumi

今年は私の周りはベビーブームのようで、仲の良い友達や義理の妹を始め、多くの妊婦さんがいます。 先週末は、来月出産を迎える仲のよい友達のマイク&ジェニーのBaby showerが行われました。

アメリカの催しの1つのBaby showerは、臨月を控えた妊婦さんに対しての激励パーテイで、友達や親戚が企画する、結婚式の前のBridal showerのような前祝いです。出産という事でもともとは女性のイベントなのですが、最近は夫婦で参加の事も多いようです。今回のパーテイも男女問わず、親戚と友達と分けての2度目のBaby showerでした。

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バミューダ週末旅行

May 25, 2009 - 7:25 pm by Dr.Yumi

アメリカはメモリアルデー週末で3連休、夏も近づいて行楽日和になってくる頃です。私はこの週末は英国領バミューダへ行ってきました。

 

数週間前に3連休ででかけれる近場のリゾート地を探していて目にとまったこのバミューダは、NYから飛行機直行で2時間のところにある大西洋の島です。今までバミューダトライアングルという名前でしか聞いた事のなかったこの国ですが、実は周りの友達も行った事のある人の多い人気のリゾート地です。カリブ海諸島とは違い、緯度的にはSouth Calorinaと同じくらいなので常夏ではありませんが、美しい海は島のリゾート地ならではです。この週末の気温はNYと同じくらいでしたが、きれいなビーチを満喫してきました。

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CCUローテーション

May 15, 2009 - 6:16 pm by Dr.Yumi

しばらくブログも書かないうちに春も半ばを過ぎ、夏がすぐそこまで来ています。学会の準備に追われたり、少し体調を崩したり、忙しくてしていたら気づけば2か月ぶりの更新となりました。月日の経つのは早いものです。最近は豚インフルエンザも何かと話題になっていますが、私の周りでは今まで通りの生活が続いています。

アメリカの病院は7月が1年の区切りとなっているため、今の時期はトレーニングを終えるレジデントやフェロー達は新しい生活への準備を始めるころでもあります。アテンデイングとしての1年目も終わりに近づいた私は、先月からCCU(循環器ICU)でのround(回診)に参加する事にしました。今月はそれに加えてコンサルトアテンデイングも担当しているため、朝から晩まで忙しくしています。

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ワシントン旅行

March 18, 2009 - 7:59 pm by Dr.Yumi

先日、学会のついでにワシントンDCに数日滞在してきました。今までにも何度か学会にでかけた事はあったのですが、あまりゆっくり観光する事はなかったので、今回はいろいろな発見がありました。DCは街はきれいで、美術館、博物館がとても充実していて、レストランも多く、住みやすそうな街という印象を受けました。

 

DCと言えば、まずはアメリカの政治の中心地です。タクシーの運転手も心なしか政治経済のラジオを聞き、政治の話題を向けてくる人が多い気がします。つい最近オバマ大統領が就任式を行った議会議事堂から、ワシントンメモリアルをはさんで、リンカーンメモリアルまでは、National Mallと呼ばれる広場が広がっています。ちょうど天気も良かったので、リンカーンメモリアルから議事堂まで気持ちよく散歩してきました。

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CRTへ行ってきました

March 14, 2009 - 1:20 pm by Dr.Yumi

先週は毎年Washington Hospital Centerが中心になって開催しているCRTという学会に参加するためにワシントンDCへ行ってきました。過去にDCを訪れた時は学会だけ参加して帰ってきていたのですが、今回は途中からMr.Bも合流したので週末のワシントン観光も楽しんできました。

3日間にわたって行われるこの循環器インターベンションの学会は、あまりメジャーではないと思うのですが、講演者が充実、内容のバランスがとれていて、去年フェローの時に参加してとても勉強になったので、今年も後輩ジェイソンと一緒に参加する事にしました。1日のトピックが4つほど並行して行われ、すべて1つのホテルで行われるちょうどよい規模の学会です。国際学会なので、ヨーロッパや日本からもエキスパートが参加しています。

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話題のSYNTAX trial

March 3, 2009 - 10:25 pm by Dr.Yumi

昨年の9月にヨーロッパの循環器学会(ESC)で発表されたSYNTAX trialがNew England Journal of Medicineに掲載され、多枝病変に対するステント対バイパスがまた話題になっています。Grand roundsでこの話題でのデイベートがあったのも去年の今頃でした。

SYNTAX trialは1800人の多枝病変と左主幹病変の患者を、薬剤溶出性ステントによる治療とバイパス手術にランドム化した大規模トライアルです。最近の多枝病変のランドム化試験では、ステントとバイパス手術では死亡+心筋梗塞の率は同等、再び治療が必要になる率がステントの方が高い、という結果が多かったのですが、除外される患者さんが多く、実際の臨床現場に比べて軽度の病変が多い(=ステントに有利)のが問題でした。今回のSYNTAX trialはこれまでに比べるとかなりの複雑病変も含まれ、薬物溶出性ステントが用いられており、より実際の医療を反映しています。

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今年のオスカー

February 23, 2009 - 8:34 pm by Dr.Yumi

すっかり忘れていましたが、テレビをつけると今晩はアカデミー授賞式で盛り上がっていました。今年のアカデミーは予想通り「スラムドックミリオネア」が圧倒的で、最優秀作品を始めとするオスカー8賞を受賞しました。そして何と日本から「おくりびと」が外国映画賞を受賞しました!

Slumdog Millionaire“はアメリカ作品となるようですが、監督はイギリス人のDanny Boyle、舞台はインド、そしてほとんどのスタッフはインド人です。ムンバイのスラム出身の青年がミリオネアというクイズ番組で勝ち続ける中、彼のそれまでの生きてきた道が描かれるのですが、映画のテンポ、シネマトグラフィー、音楽が素晴らしくて、ぐっと引き込まれたまま終わりまで見てしまいます。私の周りの多くのインド人の友達も大絶賛していました。

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