仕事復帰1週間目


仕事に復帰して1週間が過ぎ、今週末は月曜日がMartin Luther Kingの誕生日で3連休でした。復帰1週間目はそんなに忙しくはならないだろうと思っていたのですが、緊急カテから始まり、木曜日から病棟の担当も始まったので、それなりに忙しくなってきました。久しぶりの初日は少し不安ですが、これだけなじんだ職場と仕事だと、2カ月休んでもほとんど違和感なく仕事に戻れるから不思議です。

この週は毎日何度も「赤ちゃんは元気?」「仕事に復帰してどう?」「誰が面倒みているの?」と聞かれ、同じ答えを30回は繰り返したでしょうか。私の職場復帰をサポートしてくれる家族には感謝感謝です。

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謹賀新年

2012年、あけましておめでとうございます。

11月に無事次女が誕生して我が家もにぎやかになりました。時の経つのは早いもので8週間取った産休も今週で終了し、来週から仕事に復帰します。最近は仕事に育児にと忙しい日々を過ごしており、ブログの更新もずいぶんとゆっくりのペースとなりました。

数ヶ月前から「あめいろぐ」という後輩ドクターの始めた「アメリカで働く医療従事者の情報発信サイト」に参加して医療関係の記事を書き始めた事もあり、このブログをどうしようかと考えてみたのですが、このブログを通じて知り合った人も多く、やはり続けていきたいので、少し方向性を変えて続けようかと思っています。なお、あめいろぐ、30人近くのいろいろな専門の医療従事者が思い思いに記事をアップしているので、アメリカ医療を垣間見る事ができ、アメリカ医療に興味のある人にはお勧めです。

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ボストンでVascular Imagingの講習会

時間が経つのは早いものでもう1ヶ月前の事になりますが、ボストンのブリガム病院にVascular imagingの講習を受けに行ってきました。この講習は主に頸動脈、末梢動脈、末梢静脈の超音波検査を勉強するもので、月曜日から金曜日の朝から晩まで少人数のグループで行われます。最近は、末梢動脈疾患、頸動脈疾患などにも循環器内科医が診断からカテーテル治療まで関わるようになってきており、たとえばフェローが開業グループに就職の際などに、この検査をできる事が求められる事が増えてきています。

最近ではRPVI(registered physician in vascular interpretation)という認定試験も一般的になってきていて、このような講習に来るのは学ぶ事と共に、認定試験受験資格を得る目的もあります。この講習の先生はブリガム病院のドクターで、この分野では第1人者、認定試験にも関わっている人です。人気のこの講習は数カ月先まで予約が埋まっていて、私は実は妊娠初期の心臓カテーテルの検査に入っていなかった時に、せっかくの機会だから何か新しい事を学ぼうとこの講習を受ける事にしたのに、結局実際に予約が取れたのはその数カ月後でした。

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女性インターベンショナリストと放射線被曝

今週末は夏の終わりを感じさせるLabor dayの3連休、私は金土日とオンコールです。連休週末はNYの街は静かで、今のところ緊急もなくオンコールを終了しそうです。ところで、先日、お隣の病院であるNYUの女性interventionalistと一緒にご飯を食べに行ってきました。同じ若手女性interventionalist同士、いろいろと話したいと連絡をもらったのがきっかけでしたが、近所のイタリアンレストランで楽しいひと時を過ごしました。

女性医師の数が日本よりははるかに多いアメリカでも、女性interventional cardiologistの数は少なく、私がインターベンションフェローだった時のカンファレンスでも100人のフェローがいると2-3人という感じでした。アメリカでInterventional Cardiologyの専門医で女性は6%だそうです。とは言えあちこちに点在はしているもので、9月には今年が3度目のAnnual Women in Interventional Cardiology Programがシカゴで行われます。アメリカのカテ学会SCAIにはWINという女性interventionalistの集まりがありますが、日本でもJ-WINCという女性インターベンショナリストを中心とした集まりがあり、私もメーリングリストに参加させていただいています。

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週末オンコール

この週末はオンコール、金曜日の夜から月曜日の朝までの緊急カテの当番だったのですが、3例の緊急カテがありました。1例はER(救急救命室)から直接DASHコール(ST上昇型心筋梗塞の時の呼び出し)、2例はフェローからの電話で、ハイリスクの非ST上昇型心筋梗塞でした。どの症例も無事終了し、晴れやかに月曜日を迎えました。

オンコールとは当直の事ですが、アメリカではアテンデイングになると病院に泊る当直はほとんどありません。当直システムは病院それぞれですが、私の病院の循環器では、毎日循環器アテンデイング1人と、緊急カテ当番となるインターベンション専門医が1人当直となります。病棟には病院に泊っている内科のレジデントがいて、何か循環器の問題があると最初に対応するのはフェローなので、実際にはアテンデイングが対応するのは緊急症例だけです。平日は、基本的には循環器アテンデイングの仕事はほとんどなく、インターベンション専門医がフェローに相談を受けて重症患者や緊急患者に対応する事になります。

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循環器アテンデイング病棟

New Yorkも最近は蒸し暑い日が続いています。今週末はなでしこジャパンの素晴らしい試合に盛り上がり、今日は病院で多くの同僚達から祝福されました。日本の地震を心配してくれた人も多く、「日本に負けるならオッケー」と言っている人も多かったのが印象的でした。さて、病院で新しい年度が始まって半月が経ちましたが、私は今年も7月は循環器アテンデイング病棟を担当しています。

アメリカの教育病院では、基本的に病棟にはレジデントのチームが、アテンデイングドクター(指導医)のもとで患者管理の第一線に立つものなのですが、入院の多い循環器科では去年からレジデントなしで、ナースプラクテイショナーが患者の管理を行うACS(attending cardiologist service)病棟を始めました。ペーパーワークに追われて忙しいレジデントの負担を軽くしたいという内科からの要望と、効率よく患者を退院させたいという病院側の要望により始まったこの病棟も、フル活動となってそろそろ1年が経とうとしています。

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年度の開始と病院審査

早いもので気付けば6月ももう終わりに近づいています。今週の金曜日は7月1日、アメリカの病院の研修プログラムが一斉に開始する日です。6月から7月にかけては、日本でいう3月から4月の年度末のようなもので、多くの人々が去り、新しい人々がやってくる、出会いと別れの時期です。最後の週である今週は既に3年目フェローやインターベンションフェローも去り、少し寂しい感じです。

今年卒業するインターベンションフェローの2人はそれぞれ、ニューヨークのプライベートプラクテイス(開業)に進む事になりました。毎日一緒に働き、お互いの息も合ってきているインターベンションフェローが去るのは毎年寂しいものです。よく働き、カテ室のスタッフにも愛されていた彼らの送別会は大いに盛り上がりました。一方、今年卒業する一般循環器フェローの1人は不整脈の専門フェローシップへ、3人はプライベートプラクテイスに進む事になりました。

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ジャーナルクラブ

先日のJournal club、フェローが論文の内容を把握せずにプレゼンテーションしているのを聞いていてがっかりしてしまいました。アメリカでは毎日のように教育カンファレンスが行われますが、その1つの形態としてJournal clubがあります。Journal clubとは、論文の抄読会ですが、最新の論文をcriticalに読む事が目標です。EBM、エビデンスに基づく医療を行うためには論文をいかに読むかのトレーニングが必要となります。

循環器は特に大きなトライアルが数多くある分野なので、データに基づいた医療を考えやすい分野です。実際、医療でわかっていない事は山ほどあるので、このようなトライアルのデータがあると少し客観的な見方ができます。それでも実際の臨床現場ではトライアルにあてはまらない患者さんは多く、データを知った上で最良の判断をする事が必要となります。

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今年もSCAIに行ってきました

アメリカでも私の周りはしばらくは日本の震災がメインの話題となっていましたが、早いもので震災から2カ月が過ぎ、少しずつ落ち着きを取り戻してきたようです。NYでも毎週のようにチャリテイイベントが行われ、友達も何人かが被災地へ医療ボランテイアで行きました。私の病院でも来週震災サポートのイベントが行われ、循環器でも募金活動を企画中です。個人にできる事は限られていますが、今後も息の長い支援を続けていければと思います。

さて、先週はバルテイモアで行われたアメリカのインターベンション学会であるSCAIに入ってきました。3月のACCに続いてポスターなどの演題を発表しやすいこの学会には、今回はフェロー達と4つのポスター発表を持っての参加となりました。初めて訪れたバルテイモアですが、私の学会以外の楽しみは、Johns Hopkinsに留学中の友達と会う事と、Maryland自慢の蟹を初めとしたシーフード料理でした。

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バースデーウイーク

先週私は三十X歳の誕生日を迎え、また1つ年を取りました。私の働くカテ室にはスタッフは総勢40人ほどいるのですが、家族のような雰囲気もあり、誕生日は毎年お祝いしてくれています。アメリカのドラマでよく本人には内緒でケーキを準備して、サプライズ!などいうシーンがありますが、そんな感じの事が日常的に行われています。カテ室のメインのスタッフの誕生日を祝っていくと、月に数回のお祝い(&ケーキ)タイムがある事になります。

今年は私も恒例になってきて予想できるだけに、照れくさいしお祝いはなしにしてくれないかな、と思いながら迎えた誕生日でしたが、3時ごろになって仲良しのNurse practitionerのキャスリーンから携帯に「ラウンジに来て」とメッセージが入りました。とりあえず「いや、パスしておく」と冗談でメールをしたところ、直接キャスリーンがオフィスにやってきてラウンジに連れて行かれました。ボスや同僚、ナースや技師さん達などみなでHappy Birthdayを歌ってくれてケーキカット。照れくさいですが、やっぱりうれしいものです。

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